老人ホームの木のレリーフ (お久しぶりでごめんなさい!) [木目のコンポジション]
お久しぶりです!ご無沙汰でほんとごめんなさいね。
10月は三つの物件のデザインで時間を取られて、モノをぜんぜん作れなかったので、売り上げがほとんどなく、、、(^_^;)。今は忙しいやら、運転資金はないわで必死で労働しております。毎日10時くらいまで働いて、かな~り疲れております、、、。
えりものレリーフはやっと今日完成しましたので記事にするまでにはもうちょっとかかりますが、その前にちょこっと。
以前、東京のアートの企画、プロデュースの会社さんから仕事の依頼を受けたお話をしましたね。その仕事が完了しましてね。これはとある老人ホームの食堂のレリーフです。
内覧会の前でせっかくのレリーフをさえぎらないようにと、まだテーブルを置いていません。
工房で撮った完成写真がこちら、
白い背景パネルはシナの着色でその上にウォールナットのベニアを貼り、そこに市松にピースを貼り付けました。
細部は、
kuniの得意技、
今回ちょっとだけ新しい試みもしていてね、
この部分は一枚の板を4枚に切り分けて、そのうちの2枚を逆にくっつけたので木目が左右にグニャグニャと揺れているでしょう?
ここも同じ手法。
食堂の空間から撮ると
こんな感じで、このレリーフのある壁と反対の奥には、小さな四季のレリーフを配しました。
ベットがあるのはオープン前のご愛嬌。
春はサクラ。背景は新緑を感じさせるキハダ材を使い、花びらはタモ材。実はこのタモ材、数奇な運命の材でして、、、。
ちょうど2009年の今頃でしょうか、青い鳥さんから注文いただいたこのオブジェの製作のために半日かかって捜して買ってきたものの、削り出してみると年輪のカーブが思うように出なくて、このオブジェには採用できなくて木取りまでして、2年放置してあった材料なんです。
こうして2年間の埃をかぶってようやく日の目を見ることになりました。
選びに選んだ木目で隣り合ったパーツの木目もきちんとそろうように最適な厚みに削ってありましたから、花びらの木目が揃っているでしょう?
夏はいつものようにワンバイ材。背景は人工着色のシルキーオーク。
秋は黄色の葉はワンバイ材で、茶色の葉がレッドウッド。背景は現代仏壇で使った月桂樹(マーテルウッド)。
そして冬は「ゆきんこ」なんですけど、今回は旋盤で球面を作って、
そこから顔を切り出しました。
これは切り分けて着色したパーツを接着しているところ。そして完成は、
皆さん大変喜んでいただけたそうで(僕は現場には行ってません)まずはめでたしの仕事となりました。幸いにも次の仕事を考えていただいてるそうです。
さて、えりも町のレリーフは今月の8,9日に取り付けに行く予定です。運転資金欠乏症の中、仕事に集中してどうにかこの苦境を乗り切らないといけません。
またしばらくご無沙汰ゴメンナサイな状況ですが、kuniはなんとかやってます。
負けてたまるか!w~
みんな心の中に。