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北星学園、創立120周年記念の木のレリーフ (未来のために) [木のレリーフ]

 

001、北星学園、木のレリーフ「環」.jpg

 「 環 」と名付けたこの作品は2007年に札幌は北星学園の創立120周年を記念して製作したものです。直径は1.8メートル。

 

 実はこの作品に使った材料は、昭和4年に建てられ、同38年に火事で解体され別な場所で合宿所の建物に再利用された古材だけを使って作ったものなのです。

003、北星学園の木造校舎昭和4年.jpg

 これが創建当初の姿です。第二次大戦中は軍に接収され戦地へ派遣される医師の教育の場として使われ、戦後はGHQの病院としてまた使われたという、歴史もあります。

 火事の時は、近所の方も消火に、そしてかたづけには多くの関係者が手伝う様子が写真に残されていました。生徒のみならず、その親、関係者のたくさんの思い出がつまった校舎だったでしょう。

 120周年を2年後に控えた年に「そういう材を使って記念になる物をつくれるだろうか?」という相談を受け、ウンウン唸りながらプレゼンを考え、そして2年後に製作に入っていったのでした。

004、火事で焼け残った梁.jpg

 これが、工房に搬入された梁材ですが、一番左の短い材が元々の断面寸法で、24センチ×48センチ、長さはなんと7~8メーターあったんですよ!そんな状態で工房に持って来てしまうと僕一人では転がす事もできないので(だって計算上では一本470キロ)学校側にお願いをして長さも巾も半分にして搬入してもらったのです。それでも4分の1だから、一本119キロの計算でした。

005、火事の痕跡.jpg

 中には、火事の焼けた跡が残る材もあったり、また、梁として使われていたので、あちこちに組み手の掘り込みが有ったり、大きな割れがあったりで、

006、古材から部品を木取る.jpg

 それらを避けて使うには、赤のマジックで線をしたような、妙な木取りをしなくてはならず、断面が大きいだけにこれは大変な作業でした。

007、チェーンソーでの荒木取り.jpg

 ね!?こうして斜めにチェーンソーで荒く挽いたりして、少しずつ、傷みのない部分を取っていったんです。

 ところで、この梁の樹種はアメリカから輸入された、ダグラスファーという木でした。昭和4年にすでにそんな材が輸入されていたということがすごく意外だったのですが、調べてみると、この材が使われ始めたのは関東大震災後の住宅復興をきっかにして輸入がはじまったのだそうです。

008、北星学園120周年記念の木のレリーフ「環」.jpg

 「この材を使って記念になる物を」という打診をされた時は、ベンチでもテーブルでもアートでも、特に限定しないというお話でした。そして一番最初に思った事は、学校関係者の自己満足で終わらない、むしろそういう古材を使って物を創ったということに子供達が何か意味を感じ取れる物にしたいということでした。

 

 

 若かりし頃の話ですが、大学の2年の後半から木工を専攻し、それまでは手道具での加工しか経験がなかった者がいきなり機械を使った加工ができるようになりました。最初のうちはその能率になんでも出来るかのような気分でしたが、日が経つにつれ、自分のなかにデザインの元になるものがないことに気が付き始めました。形に託す「想い」の部分が自分にないことに気が付いてしまったのです。

 悩んだ末、ヨーロッパに行って、いろんなものを見てみようと思い、一年間、バイトに精を出し、親の援助もあって、4年の前半を休学してヨーロッパを4ヶ月間放浪しました。各地で巡った美術館は100を超えていた記憶があります。この時の体験がなければ今の僕はなかったでしょう。

 その旅の最も大きな収穫は、なんと 「日本の再発見」でした!

 

 最初に降り立ったのはパリで、初めて見る石の文化に圧倒されました!ルーブルなどで、教科書でしか見ることのなかった本物も見、最初の2週間はただただすごい!の毎日でした。そして次に向かった地はロンドン。ここでもまたすごい、すごい、、、。ところが大英博物館に行った時のこと、そこは地域別の展示がしてあり、各地の美術の高いレベルの物がありました。

 それぞれに感心しながら日本のコーナーに来た時、びっくりしたんです!「すごいじゃないか!?」って。そこには、着物、漆器、刀、焼き物、とか一通りのものがあったと思うのですが、独自のスタイルであり、比べようもなく、しかし高い水準にあるんだということに強烈に気が付かされたのです。ヨーロッパの文化中で、あるいは地域別の展示によって、その鮮やかな比較が気付かせてくれたのでしょうね。

 その後、ドイツから北欧に上がり、今度は下って、南欧を巡りました。様々な物を見、考え、そして帰って一番にしたことは、日本の美術工芸の写真集を図書館にこもって見まくったのです。そして一人図書館で「すごい、すごい!」の声を押し殺す僕がいました。

 

 

着物の柄.jpg

 ここに一枚の着物の柄があります。

 ヨーロッパで圧倒されたものは、幾何学の塊のような世界です。それに対しなんとなくイメージしていた日本の文化とは墨絵に象徴されるようなフワフワとした世界と思っていました。ところが、帰ってきて改めて見るそれには、ちゃんと幾何学の裏づけがある。ただ、それで押し通すのではなく、そのことで生まれてしまう「硬さ」を和らげるために、この着物にあるように幾何形体の一部を隠したり、省略したり、あるいは自然から採った自由曲線を使ったりしています。

 抽象的な言い方をすると、ヨーロッパの文化は論理一辺倒、対して日本は論理と感情のバランスを取っているかのようです。

 ヨーロッパの文化と日本の文化を「石の文化と木の文化」と例えた人がいました。洋の文化にとって自然とはかつて、征服すべきものであり、日本にとっては人もあくまで地球の一部でしかないという感覚の違いがあったように思います。

 例えば、洋と和の庭を想像してみると、洋の庭の樹木の剪定は円錐形とか円柱形だったりしませんか?生きている樹木にデザインを押し付けるわけです。対して、和は?枝なりの剪定をしますよね?それは木の個性と人が美しいと思う形の折り合いをつけているわけです。

 そんな違いが上の着物の柄にも現れているように思えます。

009、木工家、国本貴文の木のアート.jpg

  僕は「素材を生かす」という言い方が大好きです。この言葉は日本人のすばらしい感性を象徴しているように思えるのです。この言い方は命のない素材に対しても普通に使いますでしょう?石でも、鉄でも、、、。なのに「生かす」と言う。

 これは自然からいただいた物はすべて、大切に使おうという気持からくるものですよね?ここで取り上げたレリーフの古材にはさらに歴史も加わっているわけです。

 ですから、このレリーフの核になったコンセプトは「素材を生かすに象徴される日本の感性」だったのです。

010、木工家、国本貴文の木のレリーフ.jpg

 全体の構成は内側のリングを地球と見立てると、外のリングは地球上のあらゆる物、生き物。あるいは個性も性別も国境も宗教などあらゆる違いを超えた人の輪。そんな意味を込めました。

 

 時代とともに世界はますますグローバル化していきます。異文化の者とコミュニケーションするために何が大切か?意外と思われるかもしれませんが、それは自分をどこまで知っているか?ということではないか?と僕は思います。

 旅をしてしみじみ思ったのです。英語がある程度できれば確かに意志の疎通はできるけど、それだけです。もっと対話がしたいと思った時、自分がどんな親を持ち、どんな地域で育ったのか?その狭い世界の中だけにいると、比較対照がないから自分と身の回りの特殊性が見えて来ない。だから自分がどんな文化の背景を背負っているかも解らないのです。かつての僕はまったく解っていなかった。だから異文化の人間と接しても会話はうすっぺらで終わってしまいました。

  だからなのです。こうして古材を再利用しようという気持それ自体が日本人らしい感性であり、特殊性なのだということ、、、

011、Wood relief.jpg

 地域の歴史、学校の歴史、自分のこと、親のこと、世界と日本の文化。様々なことを考える小さなきっかけにこのレリーフがなれたら、という想いがこのレリーフには込められているのです。

 次の時代を担う子供達への想いです、、、。

012、Wood art.jpg

 僕は物を創ることにおいて一番自分を生かすことができます。今日本が危機的な状況にあっても、現地に行って何かをすることは出来ない。僕にできることはやっぱり物を創る事。少ないけど、募金をし、仕事は普通通りにする。それなりに消費する。前にも書いたように日本経済を冷え込ませてはいけないから。

 ただモノつくりとしていつも心がけるのは、「生かされた素材」の生き生きとした姿で感動してもらうこと。それはきっと地球の有難味を感じる感性を育てることにつながると信じるから。たとえそれは小さくても、たくさんのモノつくりが同じような心で生きていたらそれはけっして小さくないし、僕のこの想いに共感してくれる人もいるから、、、。

013、wood relief.jpg

 きっとその地道な努力は、どんどんひどくなる地球に少しでもブレーキをかける力になるだろうから。

014、wood art.jpg

 それが社会人としての僕の責務なのだと思っています。

 

 外側に配したパーツはひとつとして同じものはありません。あらゆるものがひとつのリングなっているというコンセプトですから、考え付く限りのあらゆるパターンで削りました。

 これが80年近い歳月を建築材として生きた古材の中に眠っていた木目だって、信じられますか?自然の造形ってすごいです。

 

015、木工家、国本貴文.jpg

 アイコンに使っている写真はここから採ったのでした。


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hatumi30331

すごい、記念の作品ですね。
ステキです。
人の心に残るものを作ることが出来ること・・・
羨ましいです。
細かい細工のレリーフですね。
一つひとつのパターンが、優しい形で・・・・
さすがkuniさんです。
by hatumi30331 (2011-03-20 20:35) 

はくちゃん

こんばんは
いつもありがとうございます。
ホント素敵ですねぇ

by はくちゃん (2011-03-20 22:30) 

レイリー

時折出てくるこのレリーフ、とても気になっていたんです。
素晴らしいですね。
幾重にも重みのある長い歳月を過ごした材料に、様々な感性を持ったkuniさんのイメージと技量。
改めてじっくり見るとスゴイですね。
材料取りがもの凄く大変そうです!
見事な木目を披露してもらい建材としての役目を終えて第2の命をもらえるなんて素敵すぎです。
地球か・・・今回の震災で改めて考えますが人類の正念場かもしれませんね。
各国で起きる災害、暴動、テロ・・・
人類が一歩進むか終焉に向かうか瀬戸際な感じを受けることが多々あります。
頑張らねば!
by レイリー (2011-03-20 22:34) 

aya

日本の美術の素晴らしさ、他国と比べたことがなかったので、気づかされました。
またこのレリーフ、kuniさんの素晴らしい木目を生かした
細工が活きていますね(^-^)V
by aya (2011-03-20 22:53) 

mipoko

今、この「木のレリーフ」の写真を見れて良かった!
今、このブログを読めて良かった!
いつかkuniさんの作品のそばに行ってみたい!!

by mipoko (2011-03-20 23:21) 

みち

「素材を生かす」って素敵ですよね☆ 私は20年前、ロンドンに3年間住んでいました。その間、北欧、イタリア、フランス、ドイツ、アメリカ、、、とあちこち連れて行ってもらって色々なものを見てきました。
私もやっぱり日本って良いなって思いました。
ただね~、最近はちょっと違う。。。イギリス人は古い物を手入れをしながら大切に使っている、、、そんな姿をたくさん見ました。日本人も昔は着物をほどいて別物を作ったり、箪笥も削ってキレイにして代々使ったり、、、それがなくなってしまっているのが哀しいです。kuniさんの想いが子供達に伝わって欲しいなぁと思います。それにしても、立派な材料を使った建物だったんですね!
by みち (2011-03-20 23:28) 

めりー

とってもすてきですね^^
木のいのちが長い時を超えて
ふたたび吹き込まれたように感じます。
この輪のように こころも時代をこえて
受け継がれていくのですね☆
by めりー (2011-03-20 23:57) 

kuni

>hatumi30331さん、やりがいはある代わりに貧乏ですけど、、、。(笑)

>はくちゃんさん、自然の造形がステキなんですねぇ~。僕じゃないですよ~。

>レイリーさん、閉じてしまった前ブログにはもっとたくさんのレリーフの記事があったのですけどね。なので、こうして折々に復活させて行こうと思っています。再度こうして取り上げるのもその時々に考えていることも書けるので悪くないなぁと思うこのごろでもあります。
 はい、この製作は特に木取りは大変でした。節、割れなどで捨てた部分は倍以上あったのではないかなぁ。この材、厳密に言うと第3の生なんですねぇ。校舎、合宿所、レリーフですから、、、。材料もここまで使ったら、本望でしょうね。
 人類はどこに向かっているのか?重いですねぇ、、、。考えすぎないでね。一人一人が出来る事をしましょう。

>ayaさん、モノつくりをしていなかったらこんなことは考えなかったでしょうね。物事っていろんな切り口によってよく見えるようになりますよね。お役にたててちょっと嬉しいkuniでした。

>mipokoさん、あら~。感動してもらえました?よかったー!札幌に来たら案内しますよ~。ところでどちらにお住まいですか?

>みちさん、「素材を生かす」「もったいない」とか、日本人には世界に誇れる感性を持っているんですよね。みちさんは、海外在住の経験があるから、これは実感として理解できるでしょうね!?嬉しいなぁ。
 このけっして忘れちゃいけない感性は次の世代にぜひ引き継いでもらいたい、それは僕らの世代に課せられた責務ですぞ~(笑)。

>めりーさん、この作品が完成した時、自分で感動しちゃったんですよ。「おれ、すごいもん作ったなぁ~」って(笑)
 取り付けの時にね、後ろでじっと見ていた女の子がいて、簡単に説明したら、その子「戦争なんてしている場合じゃないってことですね?」って言ってくれたんです。感動してねぇ、、、もうギュッと抱きしめたかったくらいでした。
 いろんなことを感じてもらえているといいのですけどね、、、。


by kuni (2011-03-21 09:12) 

S_S

輪って素晴しいですよね^^
知らない誰かも、誰かを介して自分に繋がっているのだと思うんです。
昔、何かのCMで「人類 皆兄弟」って言ってましたが、まさしくその通り!って思います^^

私の知り合いにも北星を卒業してる人が居たんですよ~
でも、卒業してかなり後の事だから、みんな知らないだろうな…
でも、今度聞いてみますよ
そして、実はこういう物なんだよって
教えてあげたいです♪

by S_S (2011-03-21 09:13) 

春分

なるほど、いろいろ背景がわかりました。
分かりやすいモチーフがいくつも入れ込まれたものとして、
競合企業ながら日本リーバのマークを思い出しました。
by 春分 (2011-03-21 09:56) 

mipoko

kuniさん MIPOKOは千葉県民です!
北海道は5回行ったことがあります!次に行くときには、
作品にあいに行きます!!
by mipoko (2011-03-21 13:06) 

cjlewis

洋の文化にとって自然とはかつて、征服すべきものであり、日本にとっては人もあくまで地球の一部でしかない、、、

まさにそうなんですよ。
今、ニセコの土地が外国人に買い占められているという現実を先日目にし、驚きました。
やりたい放題の奴らがヘリスキーを始めると言い出したとき、
「あんたらにとっては山は征服するものだけど、日本人にとっては神様が宿る神聖な場所なんだよ!」と阻止したと地元の方から聞きました。

ヨーロッパは、例えばロンドンのトラファルガー広場にあるモニュメントとか、戦利品として敵から押収した大砲を溶かして作ったりしてます。
こういうところでも、文化が違いを思い知らされました。

しかし、このレリーフは、本当に美しい!
by cjlewis (2011-03-21 14:27) 

engrid

心意気、精神の証のようなレリーフ、
すばらしいです、
私も、普段どおりに暮らしを送りながら
出来ることは、持続して協力する
みんなで凹んでいては、どう仕様も無いと思います

素材を活かす、素敵な響き
日本人の素の心(助けあい、隣組てきな)を発揮して、手助けしていきたいです
by engrid (2011-03-21 16:26) 

KAZUYA

凝縮された歴史がまた次世代へ!とても素敵
なレリーフですよね~そして美しいです(^-^)
by KAZUYA (2011-03-21 16:28) 

Dandelion

研けば光る、この潜在的美しさに気付ける
kuni さん の感性素晴らしいです。
この記念レリーフは以前も kuni さん の記事で
見てましたが、人の求める見えない平穏を求める心、
そして、あらゆる存在の共存を感じます。
ホントに良い仕事をしてますね^^

日本の美意識・・・
人間がしゃしゃり出ず、
自然美を感じた人間が地味に
その美を更に引き出そうとする意識・・・
これが、究極の美だと感じます。

by Dandelion (2011-03-21 16:37) 

chalice

こんにちは。
凄い作品ですね。木目が美しい。。。
日本人のまじめさは、いろんな場面で世界に注目されていますよね。
生活に必要な部分でそのまじめでしっかりした技術が生きていると思います。
今回の震災でも、津波の映像で大地震の後にもかかわらず家が建っている状況に海外から感嘆の声が上がったそうです。
そして、今日、おばあさんと孫の高校生が救出されましたが、2階がなんとか倒壊せずに生き残れた模様です。ご本人たちの強靭な精神力もさることながら堅強な建築技術で二人の命が救われたことも見逃せないと感じました。
これから、私に出来ることは限られていますが、まじめにコツコツときちんと仕事をする姿勢をなくすことなく仕事をしたいと思いました。
しっかり作られた作品は自ずと美しい光を発するように思えます。
by chalice (2011-03-21 17:52) 

青い鳥

北星学園の木のレリーフ、再び目にする事が出来て
嬉しいです。
以前のブログやHPで拝見した時の感動を再び味わえました。
当時から、この作品に直接触れられる学生さんは
本当に幸せだなぁと羨ましく思ったものでした。
創立120周年記念事業に唱和4年の校舎に使われ、
第二次大戦を潜り抜けた後、火事に会った為解体され
合宿所に使われていた材、
それを用いて何かを作りたいと考えて
kuni様に依頼した学校関係者も素晴らしいですが、
その期待に見事にお応えになり、
この作品に生まれ変わらせたkuni様は、もっと素晴らしいです!
はるばる海を越えてアメリカからやって来たダグラスファー、
こんな形で3度目も生かされるとは幸せ者ですね。
by 青い鳥 (2011-03-21 22:54) 

kuni

>S_Sさん、そうだね、輪、和、環、全部同じ音なのも、この作品に環と付けた理由のひとつなんですよ。
 「人類 皆兄弟」って誰だったっけね?調べてみようかな。
 北星卒業の人ですか?はい、教えてあげて下さいな、木造校舎とか、火事とか知らない人いるんじゃないかな?うんうん。

>春分さん、日本リーバのマークね、のぞいてみたんですけど、あれ面白いですね。説明がなかったのでまた調べてみたいなぁ。

>mipokoさん、あら!?また来てくれて!千葉でしたか。え、ずいぶん北海道に来てるんですねぇ?親しい人がいるんでしょうか?はい、来る時は必ず作品をお見せしますよ。感動してくれて、僕も感動です。

>cjlewisさん、やっぱり!!!あなたはこの記事にすごく共感してくれるだろうと思っていたんです。嬉しいなぁ~!
 「神様が宿る神聖な場所なんだよ!」って感動ですね。今でもそういう人がちゃんといるってなんか嬉しくなるなぁ、、、。
 異文化の人間と長い時間接していると自分の特殊性が見えてくるんですよね。ゲーテがこんなことを言ったの知ってます?「他国語を知らない人間は自国語を知らない」って。僕の場合は言葉ではなく、デザインを通して知ったんですね。
 cj、ほんとにありがとう!!!

>engridさん、いつもありがとう!コメントを頂くたびに気持がつながっているなぁ~って実感します。ほんとにあなたも有り難い存在です。

「普段どおりに暮らしを送りながら
出来ることは、持続して協力する
みんなで凹んでいては、どう仕様も無い」

 その通りですね。皆がそういう思いなら安心なんですけどね。ま、こうしてブログに書くことも小さなには力にはなりますかね。

>KAZUYAさん、ありがとう!共感できる部分があると理解が深いですよね。次の連載では互いの重なる部分が感じられると思いますよ。お楽しみに~。

>Dandelionさん、新しい友が出来たようで嬉しいですよ。うん、潜在的美しさに対する興味は人一倍ありますわね、、、確かに。そして木に関してはどうやってそれを引き出すかをかなーり知ってます。(笑)そこを「研げば光」と言い換えたところの理解が深い!ありがとう!そうなんだね。研ぎも同じところがあるから、だから夢中になるんだろうなぁ、、、。

>chaliceさん、「今回の震災でも、津波の映像で大地震の後にもかかわらず家が建っている状況に海外から感嘆の声が上がったそうです。」
 そうでしたか?この話は知りませんでした。仕事場にいる時間が長いのであまりニュースが見れないんです。
 2回が壊れず生き延びられたとしたら、たしかにしっかり作られた家だったと言えますね。

 叔父さんが建具職人だったんですよね?さすが見所が違いますね。その感性、好きです。ありがとう!

>青い鳥さん、僕のブログを長く見ていただいている方ならではのコメント、ほんとに有り難いことです!
 そうなんですよ、普通ならガシャガシャと壊してしまうものをわざわざかなりの割り増し料金で解体したわけです。よくぞやったものだと思いますね。
 そこまでした古材なわけですから、依頼を受けた時はほんとに気合が入ったんです。なんとしても見ごたえのあるそして意味深いものを作るんだと。
 この時出したプレゼンの文章は自分の中で記念になるほどの文章でした。前のブログにも登場してますよね。うんうん唸りながら何度も何度も、何週間もかけて考えて、、、。
 そんなことがあって今の僕があるんですね。苦労は買ってでもしろとはよく言ったものです。

「はるばる海を越えてアメリカからやって来たダグラスファー、こんな形で3度目も生かされる」

 これは、まるでプレゼンの文章ではないですか?覚えていらしたのですか?それともまたCDでも見返して下さったのでしょうか?びっくり。そして感謝です!


by kuni (2011-03-21 23:13) 

青い鳥

kuni様のお返事を拝見して、もう1度コメントせずに居れなくなりました。
>はるばる海を越えてアメリカからやって来たダグラスファー、
 こんな形で3度目も生かされるとは幸せ者ですね。
このコメントは、この記事を見ただけで書いたものです。
勿論、CDを見返そうと思えば見返す事は出来たのですが、
そうしたくはなかった、純粋に記事から感じたことを
お伝えしたかったのです。
図らずも、kuni様のプレゼンの文章と一致したとの事、
つまり、kuni様の意図した事がそのまま
他の人にも伝わったという証明になります。
嬉しい事ですね。

by 青い鳥 (2011-03-22 19:16) 

kuni

>青い鳥さん、再度、コメントありがとうございます!そうでしたか?感じたままだったのですね!?なのにこの言葉、、、。ちゃんと伝わっている、、、?

 これは嬉しいことですね!ここはほんとにいい場所です。ありがとうございます!


by kuni (2011-03-23 08:10) 

opas10

なるほど、kuniさんはデザインの座標軸を「日本人が培ってきた自然への畏敬と共生」にされたわけなんですね。ヨーロッパの、特にキリスト教文化にとって自然(特にドイツやフランスの深い森)は征服の対象であって、日本のような信仰の対象ではなかったですし。
by opas10 (2011-03-27 13:37) 

kuni

>opasさん、「日本人が培ってきた自然への畏敬と共生」
 これはこの時代だからこそ、日本が世界に誇るべき感性なのだと確信するようになったのです。それを発信し続けることが僕の責務のひとつかな?と、思っています。

by kuni (2011-03-28 08:09) 

kjisland

そうだよね、、、とまたまた納得。例に寄って、またまた最新の記事から読み始めて、一つひとつ味わって、今回は、ちょこっとした書けなかったけれど、それでも、間違っていないという確信が、古い記事を読む度に湧いてくる。そして、これまではっきりしなかったkuniさんの創作の秘密も少しずつ見えてくる。
やっぱり、「お主、やるなあ」っていいたいんだけれど、今、自分に力がなくて、、、、。正直、kuniさんのブログから逃げていました。
でも、今回のポストカードのプロジェクトから、学校や医院の作品からまたエネルギーをもらって、私も復活しようと思っています。ありがとうございます。
by kjisland (2011-04-26 20:30) 

kuni

>kjislandさん、「お主、やるなぁ」ですか!?なかなか、ですかね?
 僕のブログはそんなに挑戦的ですかね!?(笑)ま、どうあれ、復活のお役に少しでも立てるなら、栄誉なことではあります。

by kuni (2011-04-27 08:18) 

Aria

Hi there! This text couldn’t be written any better! Reading through this post jogs my memory of my previous area mate! He constantly kept talking about this specific. I will forward this short article to him. Confident he will have a good go through. Thank you for sharing!
by Aria (2013-05-26 22:49) 

ささ

はじめまして。私、北星学園女子に通っている者です。
今回、部活で学校祭のポスター制作をすることになりまして、国本さんの作品「環」をポスターの一部に使用させていただきたくコメントいたしました。

今年の学校祭テーマが 環‐貧困から考える人とのつながり‐ ということで、この作品とぴったりだと思いぜひ使いたいと思いました。
作成したポスターが採用されるかわかりませんが、もしよければ使用許可をいただけると幸いです。

長々と失礼いたしました。
by ささ (2015-04-26 16:50) 

kuni

>さささん、こんにちわ。そういうことでしたら許可するまでもないことで大いに活用して下さい。わざわざありがとう。
by kuni (2015-04-26 20:17) 

ささ

国本さん、使用許可してくださりありがとうございます…!
素敵なポスターに出来るよう頑張ります。本当にありがとうございます!
by ささ (2015-04-27 19:21) 

ささ

お久しぶりです。以前、学校祭ポスターにレリーフの使用許可をもらいに来たささです。
無事採用していただけたので、ご報告しに来ました!
国本さんのおかげで素敵なポスターにすることができました。本当にありがとうございます!
今年度は7月11日に学校祭があるのでぜひ遊びに来てください!

それでは失礼します。
by ささ (2015-06-24 20:34) 

kuni

>さささん、そうですか、採用おめでとう。うれしかったでしょう?学園祭、時間が合えば行ってみたいと思います。報告ありがとう。
by kuni (2015-06-24 21:19) 

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